第94回高校サッカー選手権 準決勝 埼玉スタジアム2002で行われた、青森山田vs國學院久我山の試合を観戦してきました。
鬼門の3回戦を突破した青森山田は、準々決勝でも富山第一高校に競り勝って6年ぶりの準決勝進出となりました。
試合展開
開始早々、久我山のシュートは左に外れる。逆に青森山田は、前半3分、ロングスローからの攻撃もシュートには持ち込めず。
前半10分、久我山のCKは、防ぎ切る。久我山はさらに、前半12分、シュートまで持ち込むがGKが抑える。
前半15分、青森山田は、ロングスローは、はねかえされる。前半16分、再度のロングスロー。頭で落としたところを鳴海が押し込んで青森山田が先制する。
ここから、徐々に久我山ペースとなる。前半20分、久我山のシュートは、GKがファインセーブで防ぎ切る。このCKは、青森山田が防ぎ切る。
前半22分、久我山のシュートは、バーの上をこえる。前半24分、久我山のCK。クリアボールを拾われて、左サイドからのクロスをヘディングで押し込まれる。久我山が同点に追いつく。
前半27分、青森山田のCK。ショートCKからのクロスはGKがキャッチする。
前半28分、久我山のシュートは右に外れる。さらに、前半29分、久我山のシュートが決まったかに見えたがオフサイドとなる。
前半33分、青森山田のFK。ヘッドで繋いでシュートもクロスバーに当たる。前半34分、青森山田のシュートはバーの上を越える。
久我山が続けざまにシュートを放つもゴールとはならず。前半40分、久我山のCK。跳ね返したボールをシュートもバーに当たる。
前半42分、青森山田のFKは、はね返される。前半45分、久我山のシュートはバーの上をこえる。前半46分、青森山田のシュートは右に外れる。
前半は、このまま1-1で折り返す。
後半5分、青森山田のFK。直接狙うがGKがキャッチする。さらに後半7分、青森山田はスルーパスから鳴海がシュートもバーの上をこえる。
後半12分、青森山田が右からの折り返しが逆サイドにぬけ、これをひろってシュートもGKに止められる。
後半18分、青森山田のFK。直接狙うが、わずかに左に外れる。
後半19分、青森山田が左サイドからのクロスにダイレクトボレーも力弱くGKがキャッチする。後半21分、青森山田のシュートは、かきだされる。
後半22分、青森山田のCK。ショートからのシュートはクロスバーをこえる。
後半24分、久我山のシュートは、わずかに左に外れる。
後半26分、青森山田は、ロングスローのこぼれをシュートもブロックされる。後半28分、久我山はドリブルで抜け出してシュートも左に外れる。
後半34分、青森山田がゴール前に入れたボールをシュートも左に外れる。
後半37分、久我山のFK。つないでくるがシュートは打たせず。後半38分、久我山の攻めはなんとか、しのぎ切る。
後半47分、久我山のCKは、はねかえして再度CKに。再度のCK。はねかえされたボールをミドルシュート。このボールをコースを変えられてゴールに吸い込まれる。
國學院久我山が初の決勝進出を果たした。
戦評
得意のロングスローから先制点を奪った青森山田でしたが、その後は久我山のパスサッカーに苦しめられます。久我山の同点弾は、CKからの流れからでしたが、あれはさすがに止められませんね。
前半、かなり危ない場面を作られていた青森山田でしたが、後半は修正してきました。パスを回されて抜かれてもフォローを早くして攻め込ませません。逆に、青森山田の方がパスを回せるようになります。後半20分過ぎまでは、青森山田が圧倒する展開となりました。
しかし、この時間帯で勝ち越し点をあげられなかった事が響きました。その後は、久我山もチャンスを作れるようになって、一進一退の攻防となります。両チームともに、チャンスはあったものの、わずかにシュートは枠をとらえられず。
最後の最後勝ち越したのは久我山でした。CKから流れでしたが、ミドルシュートをゴール前でコースを変えてのゴールでした。これも、あの場面で決まってしまうかという感じでしたね。
6年ぶりの決勝進出を目指した青森山田でしたが、残念ながら決勝進出とはならず。決勝は、東福岡vs國學院久我山となりました。あの雪の決勝と同じく、東福岡対東京都代表という組み合わせとなりました。
初優勝には手が届かなかった青森山田でしたが、鬼門の3回戦を突破すればベスト4までは来れる事がわかりました。U-18プレミアEAST2位でも選手権は取れないという難しさはありますが、優勝はまた来年以降の楽しみとしようと思います。