カナダ女子W杯、なでしこジャパンはグループリーグ3戦目を迎えました。なでしこジャパンvsエクアドル女子代表の試合をNHK BS1の中継でテレビ観戦しました。
この試合に勝てばグループリーグを1位で突破できる事になります。
試合展開
なでしこの先発は、GKに福元、CBに川村と北原、右SBに有吉、左SBに鮫島、ボランチに澤と田中、右SHに大野、左SHに宮間、2トップに安大儀見と菅澤という布陣でした。
GKには福元が入り、CBには北原、ボランチで田中明日菜がそれぞれ初出場となった。
開始早々のなでしこのCK。北原が頭で合わせるが枠の外。
前半5分、宮間からのクロスに菅澤が飛び込んで、こぼれたボールを大儀見が押し込んでなでしこが先制点をあげる。
エクアドルが遠目ながらもFKのチャンスを得るが、シュートまで持ち込めず。
その後は、なでしこがボールを回しながらチャンスをうかがう展開になる。
前半15分、なでしこのFK。宮間は直接狙わず、横に流して大野がミドルシュートもバーの上を越える。
さらに、有吉が右サイドをえぐってクロス。宮間がダイビングヘッドも、バウンドが高くなりバーに当ててしまう。
その後も、宮間のミドルシュート。大儀見がCKからヘッドで合わせるがゴールならず。
エクアドルのカウンターは、澤が体をはってとめる。
なでしこが両サイドからボールを入れれてくるが、追加点はあげられず。
さらに、澤や田中がミドルシュートもゴールならず。
その後のセットプレーのチャンスも生かせず。前半は1-0で折り返す。
ハーフタイムに、北原に代えて上尾野辺を投入する。田中がCBに入って、宮間がボランチ、上尾野辺が左SHに入る。
後半も日本が主導権を握る展開が続く。
後半2分のFK。川村を狙うがファイルとなる。さらに、後半8分、日本のCK。澤を狙うが、頭に当てるのがせいいっぱい。
エクアドルもボールを回して攻め込む時間があったもののシュートまで持ち込めず。
鮫島がSH、上尾野辺がSBに入れ替わる。
なでしこが立て続けにFK.CKのチャンスもゴールを挙げられず。
やや攻撃が単調になり、ミスパスもあって、なかなかチャンスが作れなくなる。
後半30分、大野に代えて永里を投入する。そのまま、右SHに入る。
後半33分、鮫島からのボールを菅澤がオーバーヘッドも、GKが触ってポストに当たりゴールならず。
後半35分、菅澤に代えて岩淵を投入する。
有吉のミドルシュートは惜しくも右に外れる。
後半40分、岩淵が右サイドから仕掛けて大儀見にあずける。大儀見がヒールで戻して岩淵がシュートもGKの正面となる。
その後もなでしこが攻め続けるがゴールならず。試合は、このまま1-0で終了した。
なでしこジャパンはグループリーグ3連勝で1位通過となった。
戦評
昨夜の男子日本代表に続いて、なでしこも決定力不足が露呈してしまいました。ただ、なでしこの方がボールの展開の仕方はよかったと思います。
シュートの数も多くはなったものの、そこまで決定的チャンスは多くはなかった気がします。
結果的に、開始早々の大儀見のゴールが効きました。大儀見自身、今大会初ゴールという事で、一安心できたかと思います。
大儀見と菅澤の関係も徐々によくなってきたかなという風にも見えます。まだまだですが。
この試合で、4人が今大会初出場を果たして、登録メンバー23人全員が出場出来ました。
永里が初の姉妹でのW杯出場や、怪我から岩淵が復帰という話題もありました。
大量点が期待されたエクアドル戦でしたが1点どまり。ただ、きっちり勝った事で1位通過となりました。決勝トーナメント1回戦は、グループリーグ3位のチームとの対戦となったのはよかったです。
すこし間隔があいて決勝トーナメントです。ここからはノックアウトステージですから、連覇へ向けた戦いが本格的に始まる事になります。