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カナダ女子vsなでしこジャパン 第1戦 2011年WCの底力で3発快勝

カナダ女子vsなでしこジャパン 第1戦

カナダ女子代表vsなでしこジャパンの試合をテレビ朝日の中継を録画してテレビ観戦しました。

今年最後となる親善試合は、カナダ女子代表との2連戦です。久しぶりに海外組が合流して、どういった試合になるのかは見ものです。

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試合展開

なでしこの先発は、GKに山根、CBに川村と熊谷、右SBに近賀、左SBに鮫島、ボランチに宮間と阪口、右SHに川澄、左SHに安藤、2トップに大野と大儀見という布陣でした。

2011年W杯メンバーを中心に、山根、川村が入ったといったメンバー構成になりました。

なでしこジャパン
vsカナダ女子代表 先発フォーメーション
17.大儀見
11.大野
9.川澄
8.宮間
6.阪口
7.安藤
2.近賀
19.川村
4.熊谷
5.鮫島
21.山根
TextFormations

前半から、なでしこが押し気味に試合をすすめます。

前半4分のFKは、相手GKがパンチングで逃げます。
続いて、左から大野が強烈なシュートもGKがキャッチします。

カナダは前半6分にCKのチャンスもしっかりとクリアします。

前半7分、ワンツーから大野が抜け出すもののオフサイドになります。
前半8分には、前線でしかけたこぼれ球に川澄がミドルシュートも枠を外れます。

前半10分、安藤が左から仕掛けて大野に、大野からのパスを受けた大儀見がワンタッチで流し込んで、なでしこが先制します。

この後も、なでしこがボールをまわして攻めこむ展開が多くなります。

それでも、前半20分前後からカナダに押される展開が続くようになります。

前半26分、カナダが早めのクロスからタンクレディがヘディングで合わせるものの、わずかに枠を外れて助かります。

前半28分、なでしこのFKのチャンスは、クリアされてCKになります。
このCKに阪口がヘディングで合わせるものの相手に当たります。

前半33分、カナダのシュートは左に外れます。

前半34分、安藤が大儀見に当てて、戻ったボールに安藤がシュートもバーの上を越えてしまいます。

前半38分、なでしこのFKは跳ね返されるものの、こぼれ球を拾って川澄がシュート、競り合いになるもののファウルを取られます。

前半44分、なでしこがボールを回して、最後は中央に出てきていた鮫島がシュートもバーの上を越えます。

前半46分、シンクレアに突破されて、シュートを許すも山根が止めます。このこぼれ球に熊谷が身を挺してブロックし、相手のファウルとなります。

前半はなでしこが0-1とリードして折り返します。

後半、なでしこのFKのチャンスは、ゴールに繋がりません。

後半9分、カナダのシュートは山根が抑えます。再び、カナダのシュートも、
左に外れます。

後半11分、川村の縦パスから川澄が右に展開して、クロスから大儀見を狙うものの合わせ切れません。

なでしこが、ペースを握るものの、なかなか追加点が奪えません。

後半20分、カナダはFKからヘディングで合わせるものの、枠を外れます。

後半21分、鮫島のパスをワンタッチで流して、大儀見がシュートも防がれてしまいます。

後半22分、なでしこのCKは防がれて、再度CKに。続くCKもシュートに持ち込めず。

後半25分、なでしこのCK。ショートCKからのクロスに川村が頭で合わせてゴール。0-2とリードを広げます。

後半26分、鮫島に代えて有吉を投入します。有吉は、そのまま左SBに入ります。

後半27分、大儀見の突破からシュートもGKに防がれます。

後半28分、カナダがクロスからシンクレアがヘディングも枠を外れます。

後半30分、阪口のミドルシュートが相手に当ってゴール方向に流れたところを大儀見がスライディングで押し込みますが、オフサイドになります。

後半35分、大野からのパスをうけた有吉のクロスにファーサイドで待ち構えていた川澄が押し込んでゴール。0-3とします。

後半38分のカナダの猛攻も、シュートは熊谷が防ぎます。

後半39分、安藤に代えて高瀬、大儀見に代えて菅澤を投入します。

後半44分、川澄が切れ込んでシュートも、ポストに当ってしまいます。

後半46分、阪口に代えて宇津木を投入します。

試合は、このままなでしこがゴールを許さず。0-3と快勝しました。

なでしこジャパン
vsカナダ女子代表 試合終了時フォーメーション
22.菅澤
11.大野
9.川澄
8.宮間
13.宇津木
15.高瀬
2.近賀
19.川村
4.熊谷
18.有吉
21.山根
TextFormations

 

戦評

海外組と言うべきか、2011年WCのメンバーを中心とした構成で、カナダに快勝しました。

アジアカップや、アジア大会では国内組主体で、今ひとつこのメンバーに比べると物足りない部分がありましたが、やはり別格だなという感じです。

集合してまもないはずですが、問題なくパスもポンポンつながるし、アイデアも豊富ですし、強い時のなでしこのサッカーってこんな感じだったなというのが思いおこされました。

佐々木監督も、国内組の力をなんとか引き上げたいと思っていたのでしょうが、これを見る限りなかなか割って入るのは難しそうです。

その中で、決勝点を含めて好印象を残したのはCBに入った川村でしょう。このメンバー編成なら岩清水が入るところですが、まったく問題ありませんでした。
本職はCBでないものの、身体能力の高さと、一つ飛ばして前にズバッと縦パスを入れられるところは魅力ですね。

左SBには鮫島が久しぶりに復帰しました。怪我の為に、なかなか戻ってこれませんでしたが、パッと見た感じは以前と変わらずに動けているように見えました。

そして、このメンバーの中で山根がGKに入りましたが。しっかりと無失点に抑えました。山根が計算出来るようになれば、なでしことしても大きな力になりますからこれは大きいですね。

第2戦は、メンバーを変えてくるようなので、どういった構成になるのか見ものですね。

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