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U-22アジア選手権 準々決勝 イラクvs日本 完敗でベスト8止まり

AFC U-22アジアカップ

U-22アジア選手権 準々決勝のU-22イラク代表vsU-21日本代表の試合をBSテレ朝の中継を録画してテレビ観戦しました。

相手のイラクは、強豪揃いのグループ(ウズベキスタン、サウジアラビア、中国)を3連勝で突破。U-20W杯でもベスト4いりした強豪チームで、日本に取ってはリオ五輪予選を兼ねる次回大会に向けて何としても突破したい相手でした。

試合展開

前半から、試合は完全にイラクペースでした。日本がやや引き気味になっていた事もありましたが、守備に回る時間が長くなってしまいました。

ボールを奪ってからのビルドアップでミスが出て、ゴール前までボールを運べないシーンが目につきました。結局、イラクボールに変わってしあうという悪循環が続きました。

防戦一方だった前半は、最初のシュートがATに入ってからという事で、攻撃面でもまったくいいところがありませんでした。

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後半も、イラクにボールを支配される展開が続きました。ただ、イラクの方もやや攻め疲れが見え始めてきて、少しづつ日本もボールが持てるようにはなってきました。

中島翔哉のシュートなど、チャンスも作れるようにはなってきたものの、試合自体はイラクがペースを握っており我慢する展開がながくなりました。日本の方も体力が大分削られたところがあり運動量が減ってきてしまいました。

両チーム得点をあげる事ができず、試合は1点を争う展開となりましたが、先制点を奪ったのはイラクでした。ロングボールからでしたが、最後はスピードに乗られて振り切られたところを冷静にシュートを流し込まれました。
これまではシュートの精度不足に助けられた部分もありましたが、あの場面だけは冷静でした。

日本は、浅野を投入して攻撃の枚数を増やしたものの、イラクの守備も堅くゴールが奪えず。このまま1-0でイラクが勝利しました。

戦評

今回、試合結果を知った後にVTRを観たわけですが、想像以上に防戦一方でびっくりしました。

技術的に通用しないという訳ではないのでしょうが、少し相手をリスペクトし過ぎてたかなぁという戦いぶりでした。
確かに、イラクの寄せは速かったですが、しっかり回せば剥がせない事はなかったと思います。

ただ、どうしても押し込められてしまった影響もあってつなぐ意識よりも、長いボールを入れる事が多くなってしまいました。トップには鈴木が入ってますが、1人でどうこうするのは難しい展開だったと思います。

中島がドリブルで切り裂いても、なかなかシュートまでは持ち込めず。最後のところではラストパスを通させてもらえませんでした。

おされっぱなしの展開でしたが、終了間際までは無失点で切り抜けてますから、ある程度守備は通用したとも言えます。イラクも、後半は疲れからか単調な攻めになってきましたから、守りやすくなった部分はあるでしょう。失点の場面だけは相手の能力が上回ったなと思いますが、それ以外は抑えきりました。

手倉森監督になってチームを立ち上げてからまだ間もないという事もあり、メンバーも協会が選出した選手たちなので、手倉森監督の色が出るのはこれからでしょう。選手たちも、アジアのトップレベルを肌で感じ取れたのは大きいと思います。

ホーム&アウェイでの予選なら総合力で日本が五輪予選を突破できる可能性は高いと思いますが、トーナメントとなるとどうなるかわかりませんから、やはりもっと力をつけないと行けないでしょうね。

リオ世代は、まだどういう選手がいるか判ってないところもあるし、これから伸びてくる選手もいるでしょうから、少しづつウォッチしておきたいと思います。

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