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第93回 天皇杯 準々決勝 ベスト4出揃う。

天皇杯2013

第93回 天皇杯 準々決勝がおこなわれ、ベスト4が出揃いました。

ベスト8まで勝ち進んだのはすべてJ1のチームで、どこが勝ち上がってもおかしくありません。

その中から、NHK BS1で生中継していた2試合をテレビ観戦しました。

サンフレッチェ広島vsヴァンフォーレ甲府

試合展開としては、攻める広島、守る甲府という図式だったと思います。

試合が動いたのは、前半23分。広島は、寿人が見事なボールコントロールでDFの前にボールを落とすとそのままシュート。これが決まって、広島が先制する。
ここまで、よく守ってきていただけに、甲府としては悔やまれる失点となった。

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この得点で、流れは広島に傾く。甲府が1点を狙ってやや前がかりになった事もあるが、広島が攻めこむにはいいスペースができはじめた。

ただ、いい時間帯はあったものの広島の追加点は生まれず。これが、結果的には痛かった。

前半の終了間際、甲府のクロスが広島の千葉に当たってそのままゴールに吸い込まれる。これで、甲府が同点に追いつく。広島としてはもったいない失点となった。

後半、前半と同様に広島が攻めて甲府が守るという図式になる。

甲府の守備がよく、広島は攻めてもゴールを奪う事ができない。先制点の寿人を下げて、野津田を投入するが甲府を攻略できず。

結局、延長戦でもゴールを奪う事が出来ずに、PK戦となってしまった。

PK戦は、甲府が2人目、3人目を外したのに対して広島はミキッチが外しただけ。甲府の最後のキッカーも外して広島が勝ち上がりとなった。

PK戦では広島の方が安定感がありました。甲府としては、PK戦の前で決着を付けたかったとおもいます。

サガン鳥栖vs川崎フロンターレ

広島vs甲府が延長PK戦となったため、前半途中からの観戦となりました。

両チームとも中盤でのプレッシャーが厳しく、非常に好ゲームとなりました。

どちらかというと、川崎がパスを回してチャンスを作るのに対して、鳥栖はカウンター気味に攻める事が多かったですが、両チームともゴール前が固く締まったゲームとなりました。

後半も両チーム共に隙を見せず。13時KickOFFの試合に続いて、このゲームも延長戦に突入という事になりました。

延長戦でも同じような展開となりましたが、ここで勝負を分けたのが鳥栖のスプリント力でした。

延長前半10分、川崎のFK崩れからの鳥栖のカウンター。川崎も守ってはいましたが、鳥栖のほうが人数を裂けていました。このカウンターから最後は丹羽がゴールを決めて鳥栖が先制します。

さらに、鳥栖は延長後半7分、自陣からのロングボールに水沼が飛び出してGKと1対1をきっちりと決めて2点差とします。

川崎も最後FKなどのチャンスがあったものの、最後までゴールを奪えず。鳥栖が初のベスト4入りを果たしました。

ベスト4の顔ぶれ

天皇杯準々決勝は、すべて延長決着となりました。横浜Fマリノスは、大分トリニータに延長前半のゴールで勝ち越して勝利しました。

劇的だったのは、ベガルタ仙台vsFC東京。仙台がリードしたまま迎えたAT3分に東京は太田のゴールで追いついて延長戦に突入。延長戦も、終了間際に林がゴールを決めて逆転。仙台は、勝てるゲームを失ってしまった形になってしまいました。
手倉森監督のラストゲームは、監督自身にとっても後悔の残るゲームだったようです。

これで、天皇杯準決勝のカードが決定しました。東京国立競技場で、FC東京vsサンフレッチェ広島、日産スタジアムで、横浜Fマリノスvsサガン鳥栖となりました。

4チームとも、延長戦まで戦ったという事で、有利不利というのはあまりないかもしれません。これは、中々予想が難しいカードとなりました。

元日の決勝戦は、東京vs広島側の勝者側の自由席での観戦という事で、個人的には広島が上がってくれた方がうれしいです。こればっかりは、どうなるかわかりませんが。

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