来季から始まるJ3ですが、JリーグよりJ3リーグにの開催概要が発表にされました。
これを見てわかるように、J3は正式名称がJ3リーグとなっていて、J1やJ2とは別になっています(J1はJリーグ ディビジョン1が正式名称)。
略称だけをみれば、J1,J2,J3と同じ感じがしますが、J2以上とJ3は明らかに差別化されています。
J3リーグの発足にあたった説明資料をみてみるとわかりますが、元々J3はJリーグ入りを目指すクラブだけのリーグを作ろうという構想からスタートしています。
J2のクラブが旧来のJFLに落ちた場合に、アマチュアチームも混在するJFLでは経営基盤を安定化するのが困難というのもあるようです。
Jリーグを目指すクラブだけのリーグと慣れば、直接的なライバルとの対戦で上位リーグを目指せる訳ですから理にかなっています。
ここで、浮かび上がる疑問が「J3はJリーグなのか？」という疑問ですね。
これは微妙なところなんですが、「Jリーグ」はあくまでもJ1,J2までが「Jリーグ」という事になります。これを狭義のJリーグとします。
ただし、J3リーグもJリーグが主催するリーグ戦であり、リリースなんかもJリーグから行われています。Jリーグ参加のリーグ戦という事であることには変わりません。これを広義のJリーグとします。
結論としては「J3はJリーグなのか？」という疑問はYesでもありNoでもあるという事になると思います。
J3の場合は、プロ選手が3名以上入ればいいという事で、Jリーグよりはかなりゆるやかになっています。これをプロリーグと呼べるのかというところもあって、J2以上と差別化する事にしたんだと思います。
J2とJ3は昇格・降格がありますから、たとえ狭義のJリーグとは違うという事であろうとも、実質的な3部リーグである事には変わりありません。J2を狙うようなクラブは、J2ライセンスを取得しなければなりませんから、当然プロクラブになっていくでしょう。
そこら辺の事を理解していれば、J3がJリーグか否かというのは、案外どうでもいい事なのかもしれません。もっとも、こういう事情を知らない人から聞かれた場合にちょっと困るなぁというのは変わりないですが。