Jリーグヤマザキナビスコカップの決勝戦 浦和レッドダイヤモンズvs柏レイソルの試合をフジテレビの生中継でテレビ観戦しました。
両チームは、直前のリーグ戦でも対戦していて、その時はレッズが勝利してます。
この試合の注目はネルシーニョ監督がどういう策を練ってくるかというところでしょう。
簡単に試合を振り返ってみたいと思います。
試合経過
序盤から、レッズが主導権を握る展開となる。レイソルの方はやや慎重な立ち上がりとなる。
レッズは、興梠が裏に飛び出す絶好のチャンスもオフサイドに。
レイソルは、なんとかカウンターで活路を切り開きたいところだが、工藤や、レアンドロ・ドミンゲスは警戒されていて、なかなかチャンスを作れない。
前半25分、原口が倒されて得たFK。柏木がヒールで落として、槙野が蹴るがレイソル側に読まれていて簡単にブロックされてしまう。
レイソルは、レッズのやり方を相当研究してきているようで、攻撃面ではなかなか前に出ていけないがしっかりと守備ブロックを作って対応している。
39分の阿部のミドルシュートもGKの正面に。さらに、原口がドリブル突破からシュートも、ブロックされてしまう。
レイソルは、ジョルジ・ワグネルがミドルシュートを放つが惜しくも枠を外れる。レイソルはこれがファーストシュート。
そして、前半のアディショナルタイム、レイソルは右サイドからクロスを入れると工藤がヘッドで合わせて流し込む。押されていたレイソルが先制する。
ハーフタイム、レイソルは前半に足を痛めていた藤田を下げて太田を投入する。
後半は、攻めるレッズ、守るレイソルという構図がより鮮明になる。
後半7分のCK。那須のヘディングは枠に飛ばず。後半14分には柏木がスルーパスに抜け出しかけるが、強いシュートは打てず菅野がキャッチする。
逆にレイソルはカウンターで度々チャンスを作る。工藤からクレオがヘディングで合わせるがゴールは奪えず。
レッズは、後半24分平川に代えて関口が投入される。
その関口がいきなりチャンスをつくる。関口が再度を突破して中にグラウンダーのクロスを入れたところに阿部が飛び込むがボールは枠に飛ばず。
後半29分のレイソルのカウンター。レアンドロ・ドミンゲスからのボールを受けた工藤がシュートも防がれる。
後半31分、レイソルは谷口に代えて増島を投入。レッズは、鈴木啓太を下げて、マルシオ・リシャルデスを投入する。
後半34分、レイソルのCK。レアンドロ・ドミンゲスのボールにクレオが合わせるがサイドネット。
終盤は、攻めるレッズに、レイソルが再三カウンターをしかける展開となる。
後半43分、レッズは逆にカウンターから右サイドに大きく展開。中央に折り返したボールも原口が潰されるが、興梠がこぼれたボールをシュート。これが決まったかにみえたが、主審の判定はオフサイド。
副審はフラッグを上げなかったが、VTRでみると確かに興梠はオフサイドの位置にいた。
決定的チャンスを逃したレッズは最後まで追いつく事が出来ず。長い5分のアディショナルタイムを防ぎきった柏レイソルが勝利した。
戦評
簡単に言うと、ネルシーニョの取った策が見事にハマった試合となった。出場停止や怪我人などで、ベストメンバーを組めないという状況も鑑みて、守ってカウンターというやり方に徹したのが功を奏した。
直前のリーグ戦での対戦もあって、真っ向勝負よりもこういったやり方の方が勝利に近いと感じたのだろうか!?
とはいえ、一昨年のリーグチャンピオン、昨年の天皇杯覇者でもあり、今シーズンリーグ戦では低迷しているものの力のあるチーム。そういうチームが守りに徹した時の固さは半端無かった。
レッズとしては守りを固める相手でであってもこじ開けたいところだったろうが、最後まで得点が奪えなかった。
そういえば、ナビスコカップの決勝というと晴天のイメージがあるが、今年は珍しく曇天。試合中は雨も降る天気でいつもとは違う雰囲気だった。
レイソルの選手がカップを掲げる姿を見ると、随分と遠くに行ってしまったなという感じがする。
ジェフが最後に優勝したのが2006年だから、あれから7年も経つ。もうすぐ10年というのも遠くない。もう1度この舞台に戻ってくる日はいつになるのだろうか!?
ちなみに、柏レイソルはこれで4年連続のタイトル奪取という事になります。
2010 J2優勝 2011 J1優勝 2012 天皇杯優勝 2013 ナビスコ杯優勝 柏レイソル凄いな
— ゆーたん@清水専用垢 (@yutatta_89) November 2, 2013