東アジアカップ2013 なでしこジャパンvs中国女子代表の試合をフジテレビの生中継でテレビ観戦しました。

試合経過

なでしこジャパンの先発は、GKに福元、CBに岩清水と熊谷、右SBに有吉、左SBに宇津木、ボランチに宮間と阪口、右SHに安藤、左SHに川澄、2トップに大儀見と大野という布陣だった。

序盤、出足のいい中国に中々ペースをにぎれないなでしこだったが、徐々にチャンスが作れるようになる。

安藤、川澄の両サイドからチャンスが生まれるがゴールならず。

中国はCKのチャンスはあったものの、なでしこが依然としてペースを握る展開。

なでしこもボールポゼッションでは上回るものの、チャンスの数はそれほど増えず。
大野や宮間がシュートを狙うが枠を捉えきれず。

前半36分、大儀見が右寄りでパスを受けると、安藤へスルーパス。安藤がこれを流し込みゴール。なでしこが1点を先制する。

安藤はこの直後に中島と交代する。

前半を1-0で折り返すと後半もなでしこがペースを握る。

後半13分、大儀見へのロングボール。大儀見が追いついてタメをつくって中島にパス。中島が中央に切れ込んでシュート。これが決まって2-0とリードを奪う。

後半20分、有吉に代えて田中明日菜を投入。そのまま右SBに入る。

その後、CKなどからチャンスを作るものの追加点はならず。
ペースは握っているが追加点が奪えないまま終盤へ。

後半39分、川澄に代えて岩渕を投入する。

岩渕はドリブルからチャンスになりかかるがゴールに繋がらず。
終盤、田中明日菜がミドルシュートを狙うなどチャンスもあったが、得点は奪えず。

試合はこのまま2-0でなでしこジャパンが勝利した。

戦評

試合としてはほぼなでしこがペースを握った中での勝利という事で完勝といっていい結果だと思う。

ただ、かつてのアジア王者の面影のない中国相手だと、もう少し点が取れても良かったかなというところもある。

序盤、中国がプレッシャーを強くかけてきた事もあり、なかなかボールが繋げなかったが、裏へのボールを織り交ぜるなどして徐々にボールは回せるようになってきていた。
ただ、ゴールに繋がるようなパスというのが少なかったというのもある。

大儀見の安定感、安藤の3年ぶりのゴール、中島の代表初ゴールと収穫はあったものの、全体的には物足りない試合でもあった。
両SBの攻撃参加が今一つで、SHと2トップでチャンスを作る事が多かった気がする。もう少し、川澄や安藤がゴール前に顔を出せる場面が多くてもよかったと思う。

とは言え、欧州勢との戦いから久しぶりのアジア勢との対戦で、アルガルベカップの中国戦以来の勝利という事もあって、少しこれで気は楽になったかもしれない。
次は、出場3ヶ国の中では最強の北朝鮮代表との対戦。ロンドン五輪予選では引き分けだったので、今回は勝って優勝に近づけたいところ。