J2 第20節 徳島ヴォルティスvsジェフユナイテッド市原・千葉の試合を観戦しに、津田沼駅付近にある「囲食酒場 海亀」でテレビ観戦して来ました。
風のない鳴門の競技場に驚きの声が上がっていた。
試合経過
ジェフの先発は、GKに岡本、CBに智と竹内、右SBに米倉、左SBに峻希、ボランチに健太郎と大介、右SHに兵藤、左SHに谷澤、トップ下に大塚、トップにケンペスという布陣だった。
前節、途中出場だった、大介と大塚が先発で起用された。勇人と佑昌はベンチスタートとなり。町田がベンチ入りした。大岩、ジャイールはベンチ入りメンバーからも外れている。
前半はジェフが押し気味に試合を進める展開となる。
ワンタッチ、ツータッチでボールがまわり、徳島の選手も取りどころがなくなっていた。
序盤、最初のビッグチャンス。兵藤からのボールを受けた米倉のクロスに大塚が合わせるがボールはわずかに左に外れる。
さらに、ケンペスがヘディングで狙う場面もあったがゴールならず。
徳島にカウンターから攻撃を受けるが、しっかりと守ってゴールを許さない。
前半19分、ケンペスのシュートはクリアされるが、こぼれ球を拾った兵藤が遠目からのシュート。これが直接入ってジェフが先制する。ボールの軌道からすると無回転のような形だったかもしれない。
兵藤の調子がよさそうだったが、ややオーバーワーク気味でスタミナが心配される。
その後もジェフペースで試合がすすむものの、徳島にボールを奪われてゴール前まで持っていかれる場面が多くなる。
それでも、徳島にゴールは許さず。前半は0-1とリードして終える。
後半は、徳島がペースを握る。ジェフは立ち上がりから押し込まれる展開となる。
なかなかペースを握れないジェフは、後半14分ケンペスに代えてナムを投入する。
ナムと大塚が2トップのような形になる。
後半20分、徳島のスルーパスから柴崎がマークをものともせずにシュート。これが決まって1-1の同点に追いつかれる。
だが、直後の23分。ゴール前でやや混戦となるが、後ろから走りこんできた大介がそのままの勢いで押し込みゴール。1-2と勝ち越しに成功する。
後半29分、谷澤に代えて佑昌を投入する。佑昌が右に兵藤が左に回る。
なかなかジェフペースとはいかなかったが、徳島の勢いもなくなって試合は膠着状態となる。
後半41分、兵藤に代えてキムを投入。キムが右SB、米倉がひとつ前に上がって、佑昌が左SHに回る。
結局、徳島の追撃を許さず。ジェフが4試合ぶりの勝ち点3を上げた。
戦評
前半は、ボールがワンタッチ、ツータッチで周り、圧倒する展開となった。あれくらいボールが回ると中々相手も奪いにこれない。
ただ、相手の徳島もそれほどプレッシャーをかけてこなかった事もあるだろう。
序盤からミドルシュートを狙う場面が多く、先制点もそういった流れの中から生まれたゴールだった。正直、兵藤が無回転ミドルとかいう武器を持っていたとは想像していなかった。素直に驚きのあるシュートだった。
前半はよかったものの、後半はペースが落ちて徳島にペースを握られてしまった。
徳島にセカンドボールをひろわれて、前半のようなパス回しが出来なくなり苦しい展開で、その中で同点ゴールも許してしまった。
ただ、直後に大介のゴールがあり、チームとしても盛り返してきた。
この試合、先発で起用された大塚、大介の出来がよくて、今後に期待が持てるようになってきた。ベンチに入った町田も使ってほしいところもあったが、次節以降に期待しよう。
勝ちはしたものの、2位の神戸との勝ち点差は9のまま変わらず。長崎、京都が敗れているが、順位は6位と変わらず。ただ、3位の長崎とは勝ち点差3となり射程圏内となった。
次節の東京ヴェルディ戦でリーグ戦も半分が終了。勝って気持ちよく7月からの後半戦に繋げたい。
選手評価
GK 岡本 6.0
DF 竹内 6.0
DF 山口智 6.0
DF 米倉 6.5
DF 峻希 6.0
DF キム -
MF 健太郎 6.0
MF 兵働 6.5
MF 大介 6.5
MF 谷澤 6.0
MF ナム 5.5
MF 田中 -
FW 大塚 6.5
FW ケンペス 5.5