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2012年 J2 第41節 ジェフユナイテッド市原・千葉vs松本山雅FC 消えた迷い【J特】

夕暮れのビッグジャージ

今シーズンのホーム最終戦 ジェフユナイテッド市原・千葉vs松本山雅FCの試合を観戦してきました。

試合前

いつもどおりというか、14時くらい到着を目安に出かけたのだが、途中でTwitter情報で松本山雅のサポーターが大挙来襲しているとの事。

実際、アウェイゴール裏も拡張して、3千人ほどの人数が陣取った。

松本山雅サポーター大挙来襲

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なんだか、おかしな話ではあるが、このアウェイゴール裏を見てなんだか少し気合いが入る思い。J1時代のレッズみたいな威圧感や、レイソル戦のダービーの雰囲気とは違うものの、なんだか久しぶりにピリッとした感じがする試合前となった。

この日は、サポーターだけではななく、マスコットのガンズくんも来場していた。背番号の1965はクラブ創立年という事みたいだ。ガンズくんも来てたよ

アウェイゴール裏の数も多かったが、ホームの観客もかなりいた。試合開始1時間を切って、両ゴール裏の自由席とSA席は満席状態。メインスタンド側も埋まり始めて、かなりの人数が入った。

試合経過

という事で試合。ジェフの先発は、GKに岡本、CBに智と竹内、右SBに峻希、左SBに渡邊、ボランチに勇人と健太郎、右SHに米倉、左SHに谷澤、トップ下に兵働、トップに藤田という布陣だった。前節、出場停止だった兵働がそのまま戻った形になった。

ジェフユナイテッド市原・千葉 2012年 J2第41節 vs松本山雅FC 先発フォーメーション
18.藤田
15.兵藤
39.谷澤 11.米倉
16.佐藤健 7.佐藤勇
27.渡邊 33.高橋
5.山口智 3.竹内
1.岡本

試合前の握手をする両チームの選手たち

試合は、立ち上がりからジェフが主導権を握る展開となる。

全体的に、動きがいい。ボールがないところの動きもあって、かなり積極的にきている。

一方の松本山雅は、ロングボールを裏に放り込んでくる作戦のようで、何度か裏に入ったボールが抜けそうになるが、うまく対処している。

攻撃でも積極的だが、守備でも戻りが早い。セカンドボールの反応も速く、相手にペースを渡さない。

そんなかで前半14分、右サイドで米倉が粘ってクロス。逆サイドに抜けたボールを谷澤が受けて中に切れ込んで中央に上げる。これをフリーになっていた藤田がヘディングで押し込んでゴール。ジェフがいい時間帯に先制点を上げる。

藤田の得点直後

その後もジェフがペースを握る展開となる。米倉のミドルシュートがポストに当たるなど再三チャンスを作る。

だが、20分を回ってから徐々に松本山雅にチャンスを作り出される事が多くなる。守備自体は安定していたものの、なかなか攻撃でのチャンスがつくれなくなる。

松本山雅に押し込まれる時間が長くなるが、なんとか凌ぎ切って前半を1-0で終える。

後半、立ち上がりからジェフが積極的に攻めこむ。前半の終盤に流れを持っていかれたが、もう1度ジェフがペースを奪い返す事になった。

松本山雅のロングボールには、うまくラインをコントロールして対応出来ている。

ジェフがペースを握っていた後半14分、CKから智がヘディングで押し込んでゴール。ジェフが2-0と突き放す。

智の得点直後

2点をリードし、ジェフがボールを回しながらうまく試合をコントロール。

松本山雅も選手を入れ替えながら反撃出てきたが、うまく対応できていた。逆にジェフが何度もチャンスを作り出す。

後半37分、藤田に代えて荒田を投入する。さらに、後半40分には、兵働に代えて大塚を投入。

荒田が裏を狙う動きで松本山雅のDFを牽制する。チャンスには繋がらなかったが、いいアクセントになっている。

後半ロスタイムには、谷澤に代えて怪我から復帰の深井を投入した。

ロスタイムも、うまく試合をコントロールして、なんなく逃げ切りに成功。2-0で勝利となった。

ジェフユナイテッド市原・千葉 2012年 J2第41節 vs松本山雅FC 試合終了時フォーメーション
14.荒田
32.大塚
9.深井 11.米倉
16.佐藤健 7.佐藤勇
27.渡邊 33.高橋
5.山口智 3.竹内
1.岡本

アウェイよりホーム自由席に挨拶にきた選手たち

ホーム最終戦という事で試合後に、セレモニーがあった。キャプテンの勇人と木山監督から挨拶があった。

今年は、これだけでおしまい。社長からの挨拶はなかった。

勇人の挨拶

戦評

前半からの動きのよさをみて思ったのは、動きに迷いがないなという事。もちろん、気持ちの面もあるのだろうが、やるべき事がしっかりと整理されたという感じがした。

動き出しに迷いがなくなった事で、攻守においてスピード感が増したし、最初の1歩が早いので相手よりも多くボールを拾えるという好循環となった。

動きに迷いがなくなったという事でいえば、今シーズンなかなかいい動きが出来ていなかった米倉が、ものすごく生き生きとプレーしていた印象がある。本来の米倉の動きに戻りつつあるなという印象があった。

この試合に勝ったものの、京都が勝った為に自動昇格出来る2位以内が消滅した。ただ、ヴェルディや山形が負けた為に、プレーオフ進出が確定。残り1試合で、最終順位が確定する事になった。

京都~横浜FCまでは2位以内の可能性があり、どこも勝ちにいくだろう。最終節、京都が首位の甲府と対戦というのも興味深い。

湘南は、残留争いをしている町田との対戦。大分は松本と、横浜FCは岐阜、ジェフはアウェイで徳島との対戦となる。

いずれも下位との対戦だが、町田や岐阜はJ2残留をかけているし、松本も徳島も難敵でどういう結果になるかは読めないところがある。

ただ、プレーオフ圏内のチームはここのところ負けが少なく好調。プレーオフに勢いをつけるために勝つ可能性は高いかもしれない。

ジェフの場合は自動昇格が消えたので、プレーオフを含めた残り3試合をいかに勝ちきるかという事に集中できるのは強みだろう。

4位以内ならば、ホームフクアリでもう1試合できる。勝って少しでも上の順位に上がりたいところだ。

選手評価
GK 岡本 6.5
DF 竹内 6.5
DF 山口智 7.0
DF 渡邊 6.5
DF 高橋 6.5
MF 勇人 6.5
MF 健太郎 6.5
MF 谷澤 6.0
MF 米倉 6.5
MF 兵働 6.0
MF 大塚 -
FW 荒田 -
FW 深井 -
FW 藤田 7.0

最後に試合終了後の、デングリとバンザイの動画を載せておきます。

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