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フランスvs日本 カウンター一閃で劇的初勝利!!

日本代表 欧州遠征

国際親善試合フランス代表vs日本代表の試合をフジテレビの生中継でテレビ観戦しました。

ザックが監督に就任してからは、ホームのアルゼンチン戦以来となる強豪国との対戦。しかも、アウェイのヨーロッパ遠征は初となり、今の時点での日本代表の力を計る絶好の機会となります。

試合経過

日本の先発は、GKに川島、CBに今野と吉田、右SBに酒井宏樹、左SBに長友、ボランチに遠藤と長谷部、右SHに清武、左SHに香川、トップ下に中村憲剛、トップにハーフナー・マイクという布陣。

怪我の本田はやはり出場せず。右SBも内田ではなく酒井宏樹となった。前田、岡崎が抜けたところには、ハーフナーと清武がそれぞれ入った。

日本代表 vsフランス代表 先発フォーメーション
11.ハーフナー
10.香川 8.清武
14.中村憲
7.遠藤 17.長谷部
5.長友 21.酒井宏
20.吉田 15.今野
1.川島
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立ち上がり、日本がボールを繋ぐものの、フランスにボールを奪われると素早い速攻。

その後も、フランスがボールをポゼッションし、何度もチャンスを作られる。

フランスのボール回しが速く、なかなかプレッシャーがかけられず、なんとかCKに逃げるのが精一杯。フランスはCKから再三のチャンスがあったものの日本の守りを突破できず。

日本は、前半15分に右サイドから酒井が突破してクロスをあげる。これにハーフナーが頭で合わせるが、枠を捉えきれず。前半はこれが唯一のシュートとなった。

その後も、フランスの攻撃が続く。日本は耐える時間帯が続く。終盤、少しづつ日本もボールを繋げるようになるが、決定機を作るまでには至らず

最後まで、フランスペースで試合は続くが、日本が守りきり、前半は0-0で終える。

後半もフランスが攻勢に出る展開。序盤のCKを凌ぎきると、日本が反撃を開始。

後半9分、素早いリスタートから憲剛がミドルシュート。GKが弾いたところハーフナーが反応するが間に合わず。それでも、香川が拾ってシュート気味のボールをおくるがゴール方向に飛ばず。

さらに、後半12分ボールを回しながら最後は、憲剛がシュートも、GKの正面。

後半17分、長谷部に代えて細貝、憲剛に代えて乾を投入する。

日本代表 vsフランス代表 後半途中フォーメーション
11.ハーフナー
9.乾 8.清武
10.香川
7.遠藤 13.細貝
5.長友 21.酒井宏
20.吉田 15.今野
1.川島

香川がトップ下に入って、乾が左SHに入った。

その乾がさっそく左サイドからミドルシュート。枠は外れたが、さっそくチャンスを作り出す。

攻め込みながらもなかなかゴールが奪えないフランスは、温存していたリベリを投入する。

リベリ投入で再びフランスに流れが向かう。それでも、フランスの攻撃を日本の守備陣がよく守っている。

後半30分、左サイドから長友がボールを入れる、DFに当たって浮いたボールにハーフナーが合わせようとするが強くヒットできず。

さらに、CKから連続してチャンスとなるがゴールは奪えず。

逆にカウンターからチャンスを作られる。オーバーヘッドからヘディングで合わせられゴールかと思われたが、オフサイドの判定で助かった。

リベリが強引にシュートまで持ち込むなどフランスにもチャンスがあったが、日本も香川を中心としてチャンスを作って一進一退の攻防となる。

後半37分、長友が左サイドから入れたボールを清武がヘディングで折り返すが、ハーフナーの前でクリアされる。

後半39分、酒井宏樹に代えて内田、ハーフナーに代えて高橋秀人を投入する。

全然に乾、香川、清武の実質0トップとなり、その後ろに、遠藤、細貝、高橋となる。

後半41分、フランス、ジルーが倒れながらも強烈なシュートを放つが、川島がビッグセーブで防ぐ。

さらに、そこからのCKも川島がビッグセーブ。

後半43分、フランスのCKは中央でこぼれる。これを拾った今野がドリブルで単独突破。フランスは後ろから追いかける展開となる。今野にDFが食いついている間に、長友が右側を駆け上がる。今野はタイミングを測って長友に丁寧なパス。長友がワンタッチで中央に入れると、香川が倒れこみながらもシュート。これが決まって日本が先制する。

ロスタイムもその後のフランスの反撃を防ぎ切り日本が勝利した。

日本代表 vsフランス代表 試合終了時フォーメーション
10.香川
9.乾 8.清武
7.遠藤
20.高橋 13.細貝
5.長友 6.内田
20.吉田 15.今野
1.川島

戦評

前半は、完全にフランスペース。日本は攻撃らしい攻撃がほとんど出来なかった。

フランスが中々ボールの取りどころを許してくれず、日本は少しリトリートする形で守るが、サイドをフィジカルを生かして突破するフランスに後手を踏む格好となった。

試合前から降る雨に、足を滑らせる選手もいたが、日本の選手も徐々に慣れてプレー面での影響はそれほど感じなかった。

11年前のサンドニの悲劇では、早々に失点して浮き足立ってしまったが、この試合では劣勢に立たされながらも、しっかりと守りきれたのが大きかった。

後半、少し前目からボールをとりにいこうとしたが、結局取りきれず。それでも相手の運動量が落ちてきた事もあり前半よりもボールが取れるようになる。

憲剛のミドルシュートを皮切りに、交代で入った乾もシュートを狙うなど、徐々に攻撃の形が作れるようになっていた。

香川もトップ下に入ってから、徐々に持ち味を出せるようになる。それと、長友がどんどん突破できるようになったのも大きい。

逆に右サイドは、途中からリベリが入った事もあり、前半のように高い位置が取れなくなったが、よく守っていたと思う。

そして、最後の最後にカウンター一閃。正直、あれほど見事なカウンターは代表の試合では見た記憶が無い。今野の判断が非常によくって、ゴール前まで一人で持ち上がれたのが大きかった。長友へのパスも完璧で、それをワンタッチでいれた長友、中央で待っていた香川の判断もベストであのゴールが生まれた。

最後の最後で得点した日本が逃げ切った形に。ただ、試合全般を通せばフランスが優位に試合を進めていて、攻めあぐねた結果の日本の勝利だった。

日本としてはもう少し前半からボールを持てる展開にしたかったところだろう。本田が欠場して、なかなか前でボールが収まる展開にならず。サイドで香川も孤立。ハーフナーも高さで勝てず、攻撃のスイッチが入らなかった。

チームで試合に出ていない、長谷部が明らかにゲームに入れておらず、遠藤も守備に奔走する状態でらいさを出せなかった。岡崎の用に労を惜しまずプレーするタイムもいなくて、欠場した3選手の影響がモロに出ていたと思う。

ただ、清武は持ち味を発揮していたし、後半から出場した乾を含めた元セレッソ勢の構成は今後に期待を抱かせるに十分だった。

終盤、ハーフナーを外した事もあり、寿人投入するチャンスもあったと思うが、この試合では見送られた。ザックになってから初選出で慎重なザックとしては思い切って出場させるに至らなかったのだろうか!?

守って1発を決めて勝つという展開は、さながらロンドン五輪でのU-23チームの戦いを見るようだったが、本来はもっともっとボールを持って攻撃に行くのがスタイルだと思う。ただ、現時点では、トップレベルのチーム相手ではそこまでには至っていないというところだろう。

この日のMVPは川島だろう。あの連続ビッグセーブが決勝点に繋がった。

これで、次のブラジル戦にも弾みがつく。本田が出れるかどうかはわからないが、初選出の寿人も含めてどういう選手が使われるかも楽しみだ。

選手評価
GK 川島 7.5
DF 吉田 6.5
DF 今野 7.0
DF 酒井 6.5
DF 長友 6.5
DF 内田 -
MF 長谷部 5.5
MF 遠藤 6.0
MF 清武 6.5
MF 中村憲 6.0
MF 香川 6.5
MF 細貝 -
MF 高橋 -
FW ハーフナー 5.5
FW 乾 6.0

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