だが、全盛期の中田選手を知らない人たちにとっては、「中田ヒデって何がスゴかったの？」と思うことも事実である。皆がスゴイスゴイと言うけれど、何がどうスゴかったのか……。今からでも遅くない、中田選手のスーパープレイ動画を見て振り返っておくべきである。

2006年のW杯で現役引退してから、早いもので6年。チャリティーマッチなどで、ときおりプレーは見れるものの、現役時代のプレーを見る機会はなくなってきたなというところです。

ヒデのプレーをテレビなどで見るようになったのは、アトランタ五輪以降だったと思う。それまでも、アンダー世代の代表に招集されていて、すごい選手だってのは認識していたけど、なかなか見る機会がなかった。

選手としての全盛期は、それ以降なんだろうけども、最も印象にあるのはジョホールバルからフランスW杯、ペルージャでの衝撃のデビュー戦といった当たり。

それも、1998年だから10年以上も前の事なんだなぁ。

という事で、あらためてヒデのスーパープレー動画を観てみましたよ。

いや、改めて見て、やっぱりウマい。そして、何より体幹が強いなという感じがします。今だと、本田圭佑が体が強いと言われるが、ヒデは10年以上前にその強靭なフィジカルを身に着けていた。

キラーパスなんていう表現を使われる、ヒデのパスだが、ものすごく視野が広いなと感じさせるものが多い。グラウンダーのスルーパスばかりじゃなくて、浮き球のパスも結構多い。

現代表と比べても何ら遜色ないし、フィジカル面、パスセンス、シュートへの意識。どれをとっても、今更ながら凄い。