2014W杯 アジア3次予選のタジキスタン代表vs日本代表の試合を、NHK BS1の中継でテレビ観戦しました。

日本の先発メンバーは、GKに川島、CBに今野と吉田、右SBに内田、左SBに駒野、ボランチに長谷部と遠藤、右MFに岡崎、左MFに香川、トップ下に憲剛、トップにハーフナーという布陣でした。
怪我の長友のところには、駒野。復帰した内田を右サイドで使ってきました。

序盤は、日本が、優勢に試合をすすめるものの、足元の悪さもあり慎重な滑り出し。
逆に、ホームのタジキスタンは、アグレッシブにプレッシャーをかけにきている。

ある程度ボールはつなげてはいたものの、思い切ったプレーをするには時間がかかりそうな状態で、ここのピッチに慣れているタジキスタンが思いきったプレーをしてきた事もあり、ピンチも何度かあった。

崩しの場面で、ボールが流れたり、最後のシュートのところで足元が滑ってしまったりと、なかなかゴールに繋がるチャンスが作れない。

逆に、タジキスタンにポスト直撃の強烈なシュートを打たれる場面もあった。

ただ、時間が進むに連れて、ピッチに慣れてきた日本がボールを支配するようにはなっていたので、後は前半のうちに点が取れればというところだった。

38分、相手からボールを奪った今野がそのまま持ち上がる。
香川にあずけて、そのまま今野が前線に残る。
長谷部に渡ったボールから、ゴール前にふわりとしたボール。これに、憲剛が飛び込むも相手GKが防ぐが、後ろに残っていた今野がシュート。これが決まって日本が先制点を上げる。

勢いが出て来た、日本がペースを握るが、前半は1-0で折り返す。

後半、開始早々に香川がシュートに持ち込むチャンスを作る。

だいぶピッチコンディションにも慣れ始めた事で、前半以上に日本がボールを支配する時間が長くなる。

後半11分、なかなかチャンスに絡めなかったハーフナーに代えて、前田を投入する。
前田がトップに入ったが、岡崎、香川と入れ替わりながら、流動的に動くようになる。

後半16分、香川が左サイドを緩急をつけて突破、中央にふわりとしたボールを上げる。
これに岡崎がヘッドで合わせてゴール。日本が、追加点を奪う。

2点を奪った日本は、無理に攻め急がず、ボールを回しながらじっくりチャンスを狙うかたいになる。日本のポゼッションが高くなり、タジキスタンの疲れともかさなり日本が優位に試合をすすめる。

前半はひやりとするミドルシュートもあったが、後半はシュートの精度にかけてしまったタジキスタン。

後半37分、駒野からのパスを受けた前田が、右サイドに持ち出しシュート。
これが決まって3-0となる。

この後、清武、伊野波を立て続けに投入。
後半ロスタイムには、清武が左サイドから中央に二度のワンツーで進出、最後はフワリとしたボールで岡崎にラストパス。岡崎がこのボールを受けてシュート。これが決まって、4-0となりダメをおす。

残りのロスタイムもなんなくしのいで日本が4-0と圧勝した。

予想されていたとはいえ、なかなかに酷いピッチコンディション。
ボールがイレギュラーしたり、滑ったりで、前半はなかなか本調子とはいかなかったが、慣れてくると途端にパスが回りだした。

日本での対戦時より、タジキスタンがかなりアグレッシブにきて、シュートも撃たれたが、怖かったのは前半のポスト直撃の1本くらいだった。

あーいう、ピッチコンディションとアウェイの観客でも、しっかりと日本の技術が発揮できたのはすごい。前半こそ1-0だったが、タジキスタンとの力の差を見せつける結果になった。

2-0になって、余裕が出て来た所で、遠藤辺りは休ませてもよかったんじゃないか!?とも思ったのだが!?どうだろうか。
中3日での試合という事を考えれば、もう少し休ませてもよかったかもしれない。

これで、日本はウズベキスタンが北朝鮮に勝利すれば、早くも3次予選突破が決まる。
タジキスタンが繰り上がりで入ってきた事で、対戦相手としては楽になったのは大きかった。

次はアウェイの北朝鮮戦。平壌での試合となるが、果たしてどうなるのか、楽しみだ。
ま、思いっきり平日の昼間なんで、相変わらずリアルタイムでは観れないんだが。

選手評価
GK 川島 6.5
DF 吉田 6.0
DF 今野 6.5
DF 駒野 6.0
DF 内田 6.0
DF 伊野波 -
MF 遠藤 6.0
MF 長谷部 6.0
MF 中村 6.5
FW 香川 6.5
FW 岡崎 7.5
FW 清武 6.5
FW ハーフナー 5.5
FW 前田 6.5