ロンドン五輪 女子サッカーアジア最終予選 のなでしこジャパンvsオーストラリア女子代表の試合をNHK総合の中継を録画して観ました。

中一日で迎える大一番です。日本の先発はGKに海堀、CBに熊谷と岩清水、右SBに近賀、左SBに鮫島、ボランチに澤と坂口、右MFに大野、左MFに宮間、2トップに永里優と川澄という布陣。

序盤から日本がペースを握る展開となる。
オーストラリアは、裏にボールを蹴ってきて走らせるいう感じで、ちょっと怖い部分もあったがよくしのいでいたと思う。

永里が裏に抜け出して決定的チャンスをつくったり、川澄から永里でゴールを狙うも枠を外れる。

鮫島がカットインして、ミドルを狙うも惜しくも枠を外れる。
川澄がミドルを狙うも、これも枠に飛ばず。

決定的チャンスだけでもかなりあったが、いずれもゴールにならず。

前半は、このまま0-0で終える。

後半に入っても日本のペースは変わらず。

両サイドをワイドにつかって、オーストラリアを揺さぶる。
オーストラリアは、あまりラインが上がらず、最終ラインが不安定な印象だ。

そんな中で、後半17分、裏に抜けた永里が、うまく反転してフリーの川澄へ。
川澄はGKと1対1となり、ようやくゴールを決める。
日本が、やっと1-0とリードを奪う。

この後日本は、川澄に代えて安藤を投入。さらに終盤には大野に代えて丸山を投入する。

オーストラリアが攻勢をかけてきていたのと時間帯の事もあり、丸山はコーナー付近でボールをキープする場面が多くなった。
でも、あれでかなりボールを持って時間を稼げていたので、大きかった。

オーストラリアは1発で裏を狙うしか手がなくなって、最後はほとんどプレスにもこれない状態。

日本がしっかりとゲームを閉めて危なげなく勝利。3連勝で、五輪出場に王手をかけた。

前半のチャンスの数からいったら、1-0での勝利は勿体無いなという感じすらする。
後半リードを奪って波状攻撃といきたいところもあったが、過密日程もあり無理な攻撃はしないという感じだったので致し方ない部分もある。

スーパーサブの丸山も出場して、W杯の主力組は全員出た感じになる。
おそらく次の北朝鮮戦に勝てば、五輪出場が決まるだろう。

この予選、W杯でのドーピング違反で5人が出場出来ないものの、オーストラリアを破るなど好調。かつてのアジア女王を相手にW杯チャンピオンの日本が力の差を見せれれるかというところだろう。

出来れば、ここで勝ってすっきりしたいところだなぁ。最終戦に持ち越すのは気持ち的にはよくない。

大会前は、W杯優勝のフィーバーでコンディション的にどうなんだろう!?というところもあったが、見事に合わせてきたなという印象。やっぱり、W杯チャンピオンがオリンピックに出場出来ないってのはないなと思う。男子の予選を前に、幸先良くなでしこが予選突破を決めて欲しいね。