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第89回 高校選手権 決勝 久御山高校vs滝川第二高校

第89回高校サッカー選手権の決勝 久御山高校vs滝川第二高校の試合を日本テレビの中継で観戦しました。

序盤は、久御山がパスワークで滝川第二を圧倒する。何度もチャンスを作ったがゴールならず。
序盤の劣勢を凌いだ滝川第二が徐々に反撃を開始。そんな中で、前半24分についに滝川第二が浜口のゴールで先制する。

反撃したい久御山だが序盤ほどパスが繋がらない。DF陣がやや不安定で、滝川第二に押し込まれる展開になる。
40分には、樋口にゴールを決められて突き放されてしまう。

このまま2-0で滝川第二がリードして前半を終える。

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追いつきたい久御山だったが、出鼻をくじかれる。
後半9分にもゴールを許し、0-3となってしまう。

攻撃力が売り物の滝川第二の守備は固いだけに、重い3点目だった。

だが、直後の後半12分に、右サイドからのシュートのこぼれに林が反応して、久御山が1点を返す。
しかし、その直後の後半14分に浜口のゴールを許して再び突き放されてしまう。

滝川第二の固い守備陣になかなか、自慢のパスワークが機能しない久御山。
このまま滝川第二で決まりかと思われたが、久御山は諦めるような雰囲気ではなかった。

後半39分に1点を返すとさらに、後半41分にも得点を奪い1点差に迫る。
ロスタイム直前に、滝川第二のGKが負傷した事もあり、提示された5分よりも長いロスタイムになりそうだった。

久御山が同点弾を狙って攻めこむものの、なかなかゴールが割れない。
惜しいシーンもあったが1点が遠い。
逆にロスタイム5分に、樋口にゴールを決められて万事休す。

滝川第二が点の取り合いを制して初優勝を飾った。

苦しい時こそ笑顔を。涙を滲ませながらも笑顔を見せる久御山イレブン。
終盤の粘りと、独特なスタイルもあって、優勝した滝川第二よりも記憶に残るサッカーをしたのは久御山高校の方だったと思う。グッドルーザーでした。

両チームともオープンな攻め合いになったために派手な点の取り合いになった。
まぁ、滝川第二は守備も堅くて、ここまで点を取られるとは思わなかったけれど。試合としては非常におもしろかった。
ただ、この試合と代表の国際試合を比べるのは、ちょっと違うかなと思う。こういう試合ってのは、両チームのやり方に左右されるので、代表の試合だともっとシビアになるし、中東相手だと守備を固められる展開になるのだから、こんな点の取り合いにはまずならないしね。

本来ならば、この年代の日本一を決める大会は高円宮杯全日本ユースなのだが、どうしても一般層を含めるとこちらの方が注目が高くなってしまうのは少々残念でもある。
ただ、高校サッカーは、勝ち上がってくると学校ぐるみでの応援とかあって華やかだなと思いますね。ライト層にも馴染みやすいというところで、高校選手権の方が人気が高いのは致し方ないのかなと。


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