広州アジア大会のサッカー男子決勝 日本vsUAEの試合をBS-TBSの中継を録画してみました。
序盤、永井がサイドから突破してチャンスを作るなど、悪くはなかった。だが、連戦の疲れもあり、UAEにセカンドボールを拾われるケースが多くなる。
疲れのせいもあり、どうしてもファウルが多くなってしまってる感じだ。
ボールポゼッションでは、UAEの方が上。日本は、終盤になってようやくFKなどでチャンスをつくるが得点にはいたらず、前半を0-0で終える。
後半の立ち上がり、UAEに決定的チャンスをつくられるも、シュートはバーに当たり、その跳ね返りがGKに当たったものの、再びバーに当たりGKの元にすっぽり収まる。奇跡的とも思えるボールの軌道で失点を免れる。
後半もUAEペースで試合はすすむが、徐々に日本がペースを盛り返す。前半はあまり前から追えてなかったが、永井や山崎のところでボールが追えるようになり、中盤もコンパクトに。セカンドボールを拾えるようになる。
後半15分を回ると、UAEも足が止まり始め、日本が少しづつパスをまわせるようになる。
日本、UAEともにチャンスが生まれ、一進一退の攻防へ。
迎えた、後半29分、ショートコーナーから水沼が上げたクロスに、ファーサイドにいた實藤が逆サイドのポストを狙ったシュート。これが、見事に決まって、日本が先制する。
この得点で、日本は落ち着いてボールをまわせるようになる。
それでも、UAEも必死の反撃。選手交代も交えて、UAEペースになる。
日本は、終盤になって、交代のカードを次々に切る。
この交代で、前線からフレッシュな選手が追ったり、ボールをキープ出来る用になった感じだ。最後は、危なげなく、守りきって、見事に勝利。
アジア大会では、初の金メダル獲得となった。
U-21として、臨む事が当たり前となったこの大会。五輪代表としては立ち上がりの時期で、戦術も成熟していない事もあり、なかなか優勝に手が届かなかった。
もっとも、フル代表でも、優勝はなかったんだが。
しかも、若い年代でも海外組がいたり、Jリーグでも主力として活躍するようなメンバーは、選出する事が出来ず、世間的には完全に二軍扱いされていたメンバーだった。
フル代表でもなければ、五輪代表としては立ち上げたばかりで、しかも二軍同然のメンバーという事もあり、メディアでの扱いも低いものだったと思っている。
TBSチャンネル辺りで中継されていたくらいで、決勝トーナメント以降、BSとかでも中継が入るようになった感じなのかな!?
現に、こうやって今回のアジア大会の試合を一試合通して観るのは、この決勝戦が初めてだった。
このメンバーで、優勝をとげた意味は大きい。今回のアジア大会のメンバーも、Jの主力組が入ってくれば、押し出されるメンバーもいるだろう。もっとも、今大学生のメンバーは、何人かはJリーグ入りが決まってるし、そこでチームの主力として起用されるようになれば伸びシロは大きいのだが。
関塚監督は、フロンターレ時代は、あまりタイトルに縁がなかったが、五輪代表の立ち上げとしては最高のスタートになった。
この年代には、U-20W杯には出れなかったが、おもしろい選手も多いし、ちょっと注目してみてもいいかもしれない。