日本vsガーナの試合をTBSの中継を録画して観ました。

日本の先発は、GKに続き、CBに闘莉王と中澤、右SBに駒野、左SBに長友、ボランチに遠藤と長谷部、右MFに俊輔、左MFに憲剛、2トップに前田と岡崎という布陣。

この試合も序盤からプレッシャーかける日本だが、ガーナもうまくボールを回していた事もあり、オランダ戦ほどはまっていた感じではなかった。

ガーナの身体能力もあり、思うようにボールが奪えない事で、リズムに乗り切れない。
それでも、日本がボールをもって支配する時間が徐々に長くなる。
この試合の課題であった、シュートへの意識も垣間見えた。シュートの数が増え、岡崎、前田が裏を狙っていく場面も多かった。

チャンスは作るものの、シュートが枠へ飛ばない。憲剛がGKと1対1になる場面も、ゴール右に外れてしまった。

優勢に試合を進めるなか、俊輔がボールを奪われたところからピンチを招きCK。
このCKの守備で、長友がハンドをとられてPK。これを決められて、先制点を許す。

前半の終盤、闘莉王のインターセプトからそのままあがってチャンスが生まれる。闘莉王のヒールでのスルーパスに憲剛が抜け出しシュートを打つがまたもや右に外れる。ただ、このシーンは、憲剛のオフサイドだったが・・・。

前半は0-1で終了。

後半もメンバー変更はなく、ガーナは4人を入れ替えてきた。

反撃をしたい日本だった、序盤にGKからの1本のロングボールでピンチに。中澤がボールをとりきれず、振り切られてシュートを打たれてしまう。これが決まって0-2となる。

だが、日本も反撃を続ける。後半8分には、日本のチャンスから左サイドにこぼれたボールに憲剛が反応。そのまま左脚でシュート。これが、決まって1点を返す。

ガーナのロングボールからの身体能力を生かした攻撃に何度もピンチを作られるが、日本も反撃を続ける。
18分には、長谷部に代えて、稲本を投入。だが、その直後にまたも失点。ロングボールに抜け出されて、最後は都築もかわされて、無人のゴールへ。1-3と再び2点差。

疲れのみえ始めたガーナに対して、日本の攻撃が続くがなかなかゴールが奪えない。
中央突破からの俊輔のシュートもGKに弾かれる。

25分、前田に代えて玉田、俊輔に代えて本田を投入。

玉田のドリブルから、日本にリズムが出始める。そんななか、33分、左サイドで長友が粘ってボールを奪い返し玉田へ。玉田が角度のないところから豪快に決めて1点を返す。
さらにその直後には、左サイドから稲本がアーリークロス。これが、ピンポイントで岡崎の頭に合い、日本が同点に追いつく。

38分には、中央に切れ込んだ長友のパスを受けた、稲本がゴール左隅に狙い済ましたシュートで逆転に成功する。

その後、日本は、興梠、阿部ちゃんを投入し、そのまま逃げ切りに成功し、勝利。

短期間での2連戦という事で、攻撃面では修正が出来ていたと思う。修正というよりは意識の問題なんだろうけど。
ただ、前半はシュート数の割には1点も取れなかったのはなぁ・・・。

久々の2トップだったけど、前田が持ち味を見せてくれたと思う。ただ、シュートチャンスが少なかったのが残念だったが。オールマイティなタイプのFW。キープも出来るし、自分でも点が取れる。足でも頭でもいけるし、結構いけるんじゃないかな!?少なくとも、興梠よりは上でしょう、今の立場は。

稲本がなぁ、この試合はよかった。もっと、ガツガツいくかと思ったんだけど、ガーナ相手で当たり負けする場面もあり、どうかなと思ったけれど、岡崎のゴールをアシストしたクロスの精度、自身のゴールのときの落ち着きはさすがに欧州でもまれてるだけはあるなと思った。
イナというと、昔はちょっと、やんちゃなというか今で言う調子のり世代みたいな感じだったけれど、こうやってみるとイナもベテランという風格だなという感じ。
長谷部の方がまだリードしているとは思うが、充分にバックアップの役割は果たせるし、ベテラン枠としては当確なんじゃないだろうか!?

この試合、ガーナは強行日程だった事もあり、日本より先にバテタかなというところもある。オランダ戦でのペース配分の修正が出来ていたかは、わかりづらいかなというところです。

後半だけで、4点取ったのは出来すぎな気がするが、ゴールを奪う意識がこの先の試合でも継続出来るかどうか・・・。ちょっと、気を抜くとボール回しが気持ちよくなっちゃうところがあるので、まだまだ、この1試合では判断しかねるところです。