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Jリーグ 経営状況2007年度分を見て

JリーグはJクラブ経営の透明性向上のため、一昨年より、Jクラブの個別経営情報を加え経営情報を発表している。昨年より、全項目が開示されている。

2007年は、昨年同様、J1が18クラブ、J2が13クラブの31クラブの編成とし、J1は1ステージ制3年目であった。

今年も、各クラブの2007年度分経営状況が発表されていました。
各クラブの細かい事情とかは一切考慮しないで、ざっとみてみたいと思う。

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とりあえず、ジェフからみてみる。昨年は、営業収入が30億円に届かなかったが、今年は30億円越え。何気に延びている。でも、広告料や入場料はさほど変わっておらず、その他の分で越えたって感じ。
1月決算なので、どうなのかわからないが、移籍金とかがこの分なんだろうか!?んでも、移籍金なら一人数億とすれば、多くはないな。全員分ではないという事かもしれないけど。

逆に、人件費は2006年度分より下がっている。その事もあってかか、営業利益はなんとJトップの4億2千万円です。レッズより多いです。かの、その他の利益が移籍金なら、単に使いきれていなかっただけという事なのかもと思ってしまいますが。

今年度は、スポンサー数も増えたので、単純に考えると広告料収入は増えてると思います。ただ、入場料収入はキャパがフクアリ規模なんで、そうは増えないでしょう。むしろ、成績不振のあおりで減っているかも。ACLに出るとか、ナビスコで勝ち上がるとかで、試合数が増えないと入場料増加は見込めない。そういう意味では、ジェフくらいのクラブだと広告料収入が生命線になるんだな。

全般を見回すと、2006年度は営業収入30億円越えは6クラブでしたが、2007年度は倍増している。J全体でみると、良好なようだ。

J2に目を写してみると元J1組の京都やセレッソは営業収入が多い。
あとは、J2の中では入場料収入の多い仙台辺りが赤字だったりするのがなぁ。まぁ、札幌も赤字で、少し無理をしないとJ1には上がれないというのはあるんだろうけど。J2における身の丈経営の難しさを感じる。しかし、事業費ってどんなところで使ってるんだろうな。ただ、仙台とか札幌あたりは、入場料収入もそこそこあり人気球団であるにもかかわらず、広告料収入がさほど多くない。J1クラブだとここで10億くらい収入を得ているので、やはり入場料だけでは厳しいという事だろう。

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