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ヒデ・・・

“人生とは旅であり、旅とは人生である”

中田英寿が引退した。昨日の時点では事実関係がつかめなかったのだが、オフィッシャルページでのメッセージがようやく読めるようになっていた。

ホントに引退しちゃったんだなぁ~。

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ヒデ引退を受けての反応あれこれ。

湯浅さんはその日の予定が変わるほど驚いていたようです。そりゃそうだよなぁ。それほどまでにショッキングな話だったのでしょう。

増島みどりさんのメッセージ。実は今日発売のサカマガの期間限定コラムにも匂わせていたのだが、もしかしたらヒデがいなくなるんじゃないのかって事を。「手を直し、心と体を癒し、新しいシーズン、中田がまたいつものようにどこかのヨーロッパのクラブで、キャンプをスタートさせた姿を見たいと祈っている」と綴っていた。当たり前の風景なのに祈ってしまうと書いてある。何か予感めいたものがあったんだろう。

宇都宮さんの記事。賛同したいのはぜひ引退試合をやって欲しい事。ヒデが受けるかどうかわからないけどね。ベルマーレオールスターでもセリエAオールスターでもいい。誰が先導してもいいからやってほしい。そして、ヒデの口から語ってほしいと思う。

最後は前園のブログ。まぁ、これは親しい間柄らしいコメント。オグ、ゾノ、ヒデ、皆辞めちゃったなぁ。


こっからは自分が思うところを書いておきます。
ヒデは自分にとっては、サッカー選手の中では一番影響の受けた選手だった。今の自分のサッカー感であるとか考え方に大きな影響を与えていると思う。
元々ベルマーレのサッカーが好きだったがゆえに、ヒデが入団するときはうれしかった。もっとベルマーレのサッカーがおもしろくなると思ったんだけどね。実際には、ヒデの成長にチームが付いていけなかったんだけど・・・。ヒデ、確かにすごい選手だったんだけれども、今にして思うと本当の意味で別格となったのはアトランタ五輪以降。フル代表に選出されてからだったと思う。元々いい選手ではあったけれど、ユース次代には財前が、五輪の時にはオグやゾノがいたから特別な存在じゃなかった。

自分が今のように生観戦を多くするようになったのは、少なからずヒデの影響があった。まぁ、「Jリーグも観に来てください」と言ってたからという訳ではないけれどね。フランスW杯予選当時はJリーグバブルが崩れて人気が低迷しだしていた頃。代表は盛り上がっていたけれど、Jリーグが盛り上がらない事にはあかんという思いは確かにあった。
もう一つは報道に対する考え方。メディアは必ずしも真実を伝えてはいないし、スポーツ新聞や雑誌の試合、選手の評価も必ずしも当てにならない。やはり、最後は自分の目で観たものだけが真実。
だから、たくさんの試合を観戦するようになったし、ヒデがペルージャに行ってからもテレビの試合を観てヒデの出来を判断するようにしてた。
たくさん試合を観て、見る目を養う事。まぁ、今でも大して見る目なんて持ってないけどな。でも、たくさん試合を観てきたおかげでいろんな事が見えるようになった気がする。Jリーグの復興・盛り上がりはスタジアムに足を運んでこそ実感できる。それに、いいサッカーをするチームが発見できた事。2001年当時のジェフ。あのときのジェフのサッカーはよかった。そのお陰で、ジェフの試合を見続ける事になった。そして、オシムという存在を知った訳だし。

ヒデ引退で残念な事の一つがオシムの元でサッカーが出来なかった事。ヒデが2006年まで現役でいないにしろ、オシムの元でサッカーをやる事は一つの財産となったはず。将来もし指導者になったときにも間違いなく影響を受けているはずだ。そう考えると日本のサッカー界にとっても大きな損失だ。
んー、今からでも遅くはない。オシムがこれから育てていく新生日本代表のサッカーをよく観ておいてほしいと思う。ホントはこんなサッカーがしたかったんじゃないのかなってね・・・。

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