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映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」始まりの物語で完遂

るろうに剣心 最終章 The Beginning

もう1ヶ月半くらい前になりますが、6/12に映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」を観てきました。

るろうに剣心の実写映画シリーズもこれで最後なのですね。前に1回観にいったときは、まだ佐藤健も若かった。今でも若いですけどね。なんか、2部作なのに続きを観る前に終わっていた記憶があります。

客層としては、佐藤健目当ての若い女子とか、古くからの原作ファンおじさん、家族連れとかなりごちゃまぜ感がありましたね。

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緋村抜刀斎

この作品と対になっている「The Final」は観てなかったんですが、この作品だけで収まっているので、そこは気にならなかったですね。
おそらく原作では、過去編が途中に挟まった形だったので、映画にするなら過去編だけ切り出した方がいろいろ収まりが良いというはよくわかりました。

前回の京都編から何年も経っている事もあり、佐藤健もすっかり役者としても落ち着いてきた感があります。この「The Beginning」では、役者・佐藤健としての魅力が存分に詰まっている作品ではないかと思います。前作からの引き続きのアクションシーンでの見せ場もありながら、今回は雪にろ止めと以下に心を通じ合うのかという心情面もあります。

この過去編は、緋村抜刀斎から緋村剣心がいかに生まれるかという話なのですが、いわば映画版の最後の最後で、この悲劇を描くのかぁというのはありました。ただ、作品見終わったあとで考えると、この話を最後に持ってきたのは、納得だなと言うか、まさに集大成という感じがありますね。

美しすぎる雪代巴

雪代巴役が誰になるのかというのは以前は話題になっていましたが、有村架純でした。

この配役、結果的にすごくハマっていましたね。基本的に、巴はあまり表情が顔に出ない人なので、有村架純のちょっと感情が表にでないところの演技が絶妙に良かったかなと思います。本人からすれば、映画シリーズの最後で、ポッと出てきたキャラクターを演じるのは大変でしょうけれど。

緋村剣心と雪代巴の出会いのシーン。剣心の斬った血しぶきを巴が浴びる場面は、ああこれだぁという感じがしました。白い着物姿に、真っ赤な血という中で、それどういう感情なの?!っていう、なんとも言えない表情の巴。たまらないですね。。

今作は、巴の役柄もあって、ほとんど笑顔らしいシーンはなかったんですが、本来敵であった剣心に心を許していく、静かな心の動きが伝わってくるのがなんとも言えず良かったですね。

幕末もの大河ドラマ感

今作は、ちょうど幕末の物語で、高橋一生が桂小五郎役で出てくるのですが、これがまた完全に幕末モノの大河ドラマを観ている感じになってくるのですよね。この頃、大河ドラマ「晴天を衝け」で禁門の変の辺りをやったので、ちょうどピッタリのタイミングだったってのもあります。

桂小五郎、高杉晋作。新選組では沖田総司。この辺のキャラクターが出てくるだけでも胸アツものなのです。そして、彼らが出てくる事で、一層この作品が歴史の表舞台には出てこない一つの悲劇として本当にあったんじゃないのかなという感じすらしてくるわけです。

実際、剣心は物語本編でも幕末の志士である、大久保利通らと関わっているのですが、元々は長州の維新志士の1人であったというのも実に面白い。長州は、この禁門の変から完全に朝敵扱いされて表舞台から遠ざかる事になりますから、剣心と巴が暮らしていたのもこの時期と重なるのは、なるほどという気がしますね。

そしてここから始まる

「The Beginning」のタイトルにもあるように、この物語は緋村剣心の始まりの物語でもあります。幕末に暗躍した人斬り抜刀斎からいかに「不殺」を掲げる緋村剣心が誕生するか。そこにある悲劇。あまりにも大きな時代のうねりのなかで、おきた悲恋の物語から誕生したというのがね。

物語本編は、いわばバトルモノの範疇にはいる作品だと思うのですが、この作品だけは別世界であるがごとく、ドラマ性に溢れた作品になっています。この話がある事で、物語本編の緋村剣心に一層の深みが出てくるのですよね。
とはいえ、この物語をみてからだと逆に、剣心がひょうひょうとしすぎな感じさえもしてしまうのですが。ただ、幕末、伏見の戦い以降表舞台から消えていた剣心が現れるのが10年後という事を考えると、その間いろいろあったのかなぁとも思います。

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